所長のマサジローです！
今日は、ちょっとしたビジネスシーンのお役立ち情報をフランクにお伝えします。
2024年4月1日（この記事の投稿日）から、交際費等の損金不算入制度が見直され、経費枠が拡大されます！
経費枠の拡大について
ポイントは経費として認められる飲食代の枠が拡大されること。
従来まで、「少額の飲食代」と認められる額が、
1人当たり5,000円以下だったのが、1万円以下にアップとなりました。
つまり、1人あたり1万円以下なら、交際費とは別に経費で落とせるようになります。
もともと、交際費は年間800万円という上限がありますが、
「少額の飲食代」に関しては、800万の枠とは別に、無制限に経費で落とせるようになりました。
これは、個人事業主には影響ありませんが、法人にとってはかなりうれしい変更ですね(#^^#)
物価上昇に対する対応
この見直しは、近年の物価上昇に対応したものと言えます。
しかし、ここで安心してはいけません。やはり、税務調査対策はしっかりと行うべきです。
税務調査対策のポイント
税務調査に備えて、交際費を使った際は
相手会社名、当社との関係、目的・内容、参加者の氏名・人数を記録しておくことが大切です。
また、1人当たり1万円以下の判定の際は、税込で経理するのか、税抜で経理するのか、
さらにインボイスにも注意が必要です！
800万円の枠を考える
とはいえ、ほとんどの中小企業では、交際費の800万円の枠を使い切ることは少ないでしょう。
ちなみに、枠を使い切る顧問先は、片手で数えるぐらいしかありません(;^ω^)
当たり前ですが、
同じ売上を上げるために必要な経費は、本来少ない方が良いわけですから。
私たちは儲けるために事業をしているのですからね。
最後に
2024年4月1日からの交際費等の損金不算入制度の見直しは、
ビジネスシーンでの経済活動に一定の影響を与えます。
しかし、この制度の恩恵を受けるためには、上記で述べた通り、適切な記録と管理が欠かせません。
今回の見直しを機に、経費管理の方法を見直し、より効率的な経理処理を心がけましょう。
ちょっとした心配りと準備で、ビジネスはもっとスムーズに、そして有利に進められるはずです!(^^)!
