「役員貸付金」は最悪。デメリットと解消法

所長ぼやき

ある社長さんが銀行融資を断られちゃいました(ノД`)シクシク
なんでかというと、決算書に、なんと「〇,000万円」もの役員貸付金がドーンと載ってたから。
これ、金融機関にとっちゃあ「あれ?この人、会社の金を自分のお小遣いにしてない?」
って疑われちゃうんですよね!

資金使途は様々

じゃあ、なんで役員貸付金がそんなたくさん決算書に載っているのよ!?
ってなるんだけど、理由は様々。

①毎月の役員報酬だけじゃ足りずに、ちょこちょこ小遣いで会社の通帳から引き出している…
②ちょっと表に出せないキックバックとかの話もあって…

まあ、どちらもよろしくないですが、特に②は、アウトです。
もし、どうしても、相手方を明かせないような支払がある場合は、
相当の覚悟をもってやらないと、税務調査で以下のような天罰がくだり、割に合いません。

  • 個人的支出と認定 → 役員賞与とされ、損金不算入+源泉
  • 使途秘匿金と認定 → 損金不算入+40%別段加算
  • 費途不明の交際費 → 損金不算入

役員貸付金の解消法

大事なのは、この役員貸付金、どうやって解消するかってことですよね。
ここでビッグニュース!
役員貸付金を解消する一番の方法は、なんと、毎月の役員報酬からコツコツと返済していくこと!

そう、地道に返していくんです。
ダイエットみたいに少しずつ体重を落とすように、
役員貸付金も少しずつ減らしていくんですね。
「えー、マジかよ~」って思った社長さんもいるかもしれませんが、これが現実です。
「塵も積もれば山となる」といいます。
自分で作った借金です。自分で返しましょう。

あ、ちなみに、警告しておきますが、
タイムラインなんかに流れてくる情報商材屋の一攫千金ビジネスなんか、ガン無視してくださいね。
例えば、「生命保険会社・ファイナンス会社を活用した、役員貸付金を解消する〇〇プラン!」みたいな(笑)
弱っている時ほど美味しく見えちゃうのかもしれないですが、あんなもんは、借金が増えるだけです。
実質的には、何の解決にもなりません。

最後に

役員貸付金があると、
銀行に「あの社長、信用ならないな~」って思われたりして、ろくなことがないので、
ちょっとずつでもいいので、着実に返済していきましょう。

社長さん、自社の貸借対照表を見て、
「あれ?うちにも役員貸付金ある?」ってなったら、今すぐ行動ですよ!
まずは、事業資金以外で使ってるお金がないかチェック。
そして、コツコツ返済プランを立て、借りた恩は、恩で返しましょう☺

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