こんにちは!
税理士事務所の所長、マサジロウです。
今日は、ビジネスモデルの基本でありながら意外と理解されていない
「フロー」と「ストック」の違いについてお話しします。
この違いを知っておくだけで、売上の伸ばし方や紹介制度の設計がグッと分かりやすくなります。
フロービジネスって何?
まずはフロービジネスについてです。
フローとは、1回ごとに完結する取引のことを指します。
たとえば、単発で税務申告を依頼されたり、スポットでコンサルティングを受けたりする場合がこれに当たります。
フロービジネスの例
- 商品やサービスの単品販売
- スポット契約の税務申告やコンサルティング
- イベント参加費などの一回払い
フロービジネスは「新規顧客をどれだけ効率的に集められるか」が成功のポイントです。
一度取引が終わると収益が途切れるので、次のお客様をどんどん獲得していく必要があります。
ストックビジネスって何?
次にストックビジネスについてです。
ストックとは、継続的に収益が入る仕組みのことを指します。
最近よく聞くサブスクリプション(定期購入)が、これに該当します。
私たち税理士事務所で言えば、顧問契約がまさにストック型ビジネスですね。
ストックビジネスの例
- 顧問契約(月額制)
- 定期購読サービス(雑誌やオンライン学習)
- 定期購入(食材やサプリメントの宅配)
ストックビジネスは一度契約を結べば、継続して収益が期待できるので、
「いかに顧客との信頼関係を深めるか」がカギになります。
それぞれの紹介制度
さて、この2つのビジネスモデルでは、紹介制度の設計方法が異なります。
それぞれの特性に合わせた仕組みを作りましょう。
フロービジネスの紹介制度
フロービジネスでは、「紹介者」と「紹介された人」の双方に特典をつけると効果的です。
- 紹介者には紹介料やクーポン
- 紹介された人には初回割引
ストックビジネスの紹介制度
一方、ストックビジネスでは、紹介者への特典を手厚くする方が効果的です。
紹介された人には通常料金で契約してもらい、紹介者に報酬を集中させることで長期的な信頼を築けます。
最後に
フロー型ビジネスは「新規顧客の集客力」、
ストック型ビジネスは「継続的な信頼構築力」がカギです。
この2つの特性を理解し、適切な紹介制度を設計することで、売上を最大化できます。
それでは、また!