賃上げはコストじゃない
こんにちは!税理士のマサジローです。
「賃上げって結局コストでしょ?」なんて思っている経営者の方、ちょっと待った!
昨年(2024年)の平均賃上げ率は 5.1% で、これは 33年ぶりの高水準 でした。
でも、実際に消費が活性化したかというと、そこまでのインパクトはなかった。なぜか?
物価上昇がそれを相殺してしまったから です。
つまり、今後企業に求められるのは、単なる「賃上げ」ではなく、
持続的な賃上げを前提とした経営戦略 なんです。
経営戦略としての賃上げ
賃上げを単なるコスト増と捉えるのではなく、「経営戦略の一環」として考えることで、
実は 企業の競争力を強化できる んです。
1. 先行投資としての賃上げ
すでに「賃上げの流れ」は決まっています。どうせ避けられないなら、 先手を打つ方が有利 です。
早めに賃上げを実施することで、競争力を高め、業界内でのポジションを確立できます。
2. 採用戦略に直結する
例えば、アルバイトや正社員の募集をする際、 「標準時給」や「平均年収」では不利 になりがちです。
特に人材不足が続く今の時代、 ワンランク上の待遇 を提示することで、
応募数を 150%〜200% まで引き上げる。
そこから より優秀な人材を選抜する ことで、企業全体の生産性が向上します。
3. 先行利益の獲得
人材獲得の世界では、 「札束の殴り合い」 が続いています。
企業の成長には 人材確保が不可欠 ですが、後手に回ると 優秀な人材が他社に流れてしまう リスクが高まります。
つまり、 早めに投資した企業が勝者となる のです。
賃上げを決断した企業の未来
「賃上げをすると、利益が減るのでは?」と不安になる気持ち、わかります。
でも、長期的に見れば、 賃上げは企業の成長につながる投資 です。
もし今、思い切って賃上げと採用戦略を強化したらどうなるか?
✅ 優秀な人材が集まる
✅ 社員のモチベーションが向上する
✅ 消費が活性化し、企業の成長が加速する
✅ 競争優位が確立される
これらを手に入れるために、 今こそ一歩を踏み出す時 です。
「先行利益」を意識して、一歩踏み出そう
「いずれ賃上げしないといけないし……」と先延ばしにしていたら、 手遅れになります 。
重要なのは 「先行利益」 です。競争優位を確立するために、 賃上げを積極的に進める ことが、
これからの企業経営において鍵となります。
あなたの会社は今、未来に向けた投資ができていますか? 先手必勝!
ではまた!