その給料はギャンブルの賭けだ

所長ぼやき

入社したばかりで、何ができる?

新卒で入社したばかりの若者が、いきなり会社にバリバリ貢献できるか?
たぶん、無理ですよね。

電話を取るのもおっかなびっくり。
メールの文章も「これで大丈夫かな?」と不安だらけ。
仕事は先輩に付きっきりで教えてもらわないと進まない。
つまり、先輩の時間を「奪っている」ですね。

でも、そんな状態でも初月の給料はちゃんと振り込まれるんです。
まるで何もなかったかのように。


ビジネスの常識では考えられない話

考えてみてください。
価値を提供していないのに、毎月何十万円ももらえる。
これ、もし普通の商売だったら、即アウトです。

たとえば、自分が何も買ってないのにお金を払うって、ありえないでしょ?
でも会社は、それをやってるんです。


じゃあ、なぜ会社は給料を払うのか?

それは、「この人はこれから成長してくれるはずだ」って信じてるから。
つまり、今の実力に対してじゃなくて、未来への「期待」にお金を払ってるわけです。

これって、実は立派な「先行投資」なんですよね。


経営者は、いつも高額な馬券を買っている

経営者の立場で見れば、給料って「ギャンブル」に近いんです。
育つかどうか分からない人材に、毎月多額のお金を賭けてる。

しかも、その馬券(=人件費)は年々高くなっていく。
採用コスト、教育費、福利厚生…全部込みで、負担はどんどん重くなる。

それでも「人に賭ける」ことをやめないのが会社という場所なんです。


「もらって当然」から抜け出そう

この背景を知らずに、「もっと評価されたい」とか「給料上げてほしい」とか言ってしまう。
でも、その前に考えてみてほしいんです。

・会社に迷惑をかけずに動けてる?
・教えてもらわなくても考えて動けてる?
・ちゃんと数字や成果で結果を出してる?

こういう視点がないまま「もらって当然」と思ってしまうと、経済的な思考が止まっちゃうんですよ。


終わりに

給料は、「あなたの未来に期待しています」っていう会社からのメッセージです。
それを「当然の権利」と思うのか、「信頼への投資」と受け止めるのか。

この意識の違いが、働き方も評価も、人生そのものも大きく変えます。
サラリーマンの時の自分に渇を入れたいです(´;ω;`)ウッ…
ではまた!

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