ホワイトカラーの時代は終わる?
こんにちは!税理士のマサジローです。
これまで、「ホワイトカラー=頭脳労働」「ブルーカラー=肉体労働」という分類が一般的でした。
そして、ホワイトカラーの仕事は高度で、ブルーカラーの仕事は単純というイメージを持たれがちでした。
しかし、今その常識がひっくり返りつつあります。
なぜなら、頭脳労働はAIの得意分野。データの分析、情報整理、論理的な判断など、
多くのホワイトカラーの業務はAIのほうが圧倒的に効率よくこなせます。
実際、事務作業やプログラミングの補助など、AIが活躍する場面が増えています。
その結果、人間が「ホワイトカラー」としてやる仕事の価値がどんどん下がり、
人間はより「ブルーカラー」に近い分野にシフトしていく可能性が高くなっています。
ブルーカラーの価値が見直される理由
では、なぜブルーカラーの価値が上がるのでしょうか?
① AIにできない細かい作業
AIはデータ分析や文章作成は得意ですが、手先の器用さや感覚的な動きは苦手です。
例えば、「ちょうどいい力加減で耳かきをする」なんていう作業は、ロボットよりも人間のほうが得意です。
細かい職人技や柔軟な対応が求められる仕事は、これからますます重要になります。
② 健康維持と長寿社会
ブルーカラーの仕事には、身体を動かすものが多いです。
ビルのメンテナンス、清掃業、設備管理などの仕事をしている人は、日々適度に体を動かしています。
一方、オフィスワーク中心の人は長時間座りっぱなしで血流が悪くなり、健康を害するリスクが高い。
高齢化が進む日本において、「長く健康に働ける仕事」としてブルーカラーの価値が
見直される時代が来るのではないでしょうか。
③ コストの優位性
ロボットを導入するには、高額な設備投資やメンテナンス費用がかかります。
一方、人間に仕事を任せたほうが安上がりで、柔軟な対応も可能です。
結果として、ブルーカラーの人材はますます求められるようになります。
高齢者こそブルーカラーに向いている!?
例えば、ビルメンテナンスの仕事をしている高齢者の方を見たことがありますか?
彼らは活き活きと働き、健康を維持しています。一方、パソコンの前で一日中座っていると、
姿勢が悪くなったり、運動不足になったりして体調を崩すことも。
実際に、お掃除やメンテナンスの仕事をしている人の中には、年齢を重ねても若々しく元気な方が多いです。
高齢者にとって、ブルーカラーの仕事は単なる収入源ではなく、
健康を維持する手段としても最適なのかもしれません。
これからの時代、どう働くか?
AIの進化により、仕事の在り方が変わるのは避けられません。
しかし、それは決して悲観すべきことではなく、新しい可能性が生まれるチャンスでもあります。
- AIに仕事を奪われるのではなく、AIにできない仕事をする
- 体を動かす仕事を選び、健康を維持する
- ブルーカラーの価値が上がることを理解し、適応する
これからの時代、ブルーカラーの価値がますます高まり、
多くの人がホワイトカラーからシフトする流れが加速するでしょう。
「自分の仕事はAIに取られないか?」と不安に思うなら、
逆に「AIにはできないこと」を見つけてみるのも良いかもしれません。
時代が変わる今、どんな働き方を選ぶか。それが未来の人生を大きく左右することになりそうです。
ではまた!