売れるのは難しい。でも、稼ぐのは設計でなんとかなる
まず最初にハッキリさせましょう。
売れるのは難しい。だけど、稼ぐのは簡単。
…ん?と思った方も多いでしょう。
でも、これは冷静に考えればすぐにわかります。
同じ2,000万円でも、売り方で世界が変わる
たとえば、年間2,000万円の売上を作りたいとします。
- 商品単価が5,000円なら、4,000人のお客様が必要。
- 商品単価が50万円なら、たった40人。
さて、どっちの方が難しいでしょう?
売るという行為自体は、単価が高い方が難しく思えるかもしれない。
でも、「稼ぐ」というゴールから見れば、低単価大量販売はほぼ地獄ルートです。
「私は何者でもないから安くしなきゃ」は間違い
「私はまだ何者でもないから、5,000円の商品しか売れません」
…それ、マインドブロックです。
本当に正しくは、こうです。
「私はまだ何者でもないから、40人だけに価値を届ける設計にしよう」
逆なんです。
「自信がないから安くする」は、お客様を下に見ているのと同じ。
価格とは、お客様への敬意の証
こんな話があります。
もしあなたがアパレル店員で、芸能人がジャケットを買いに来たら?
2万円と20万円のジャケットがあったら、どっちを勧めますか?
「芸能人には20万円の方がふさわしいです」と言えるのに、
そうじゃないお客様には2万円を勧める。
なぜですか?
お客様のことを「下に見ている」からです。
価格とは、「あなたはこの価値にふさわしい」と伝えるメッセージです。
「売れやすさ」より「収益設計」
よく聞きます。
「こっちの方が売れやすいと思うんです」
「お客様が買いやすい価格で…」
それ、設計がズレてます。
売れやすい=正しい価格ではありません。
稼げる=設計が整っているということ。
安い商品には「目的」が必要
ちなみに、安い商品を見かけることがあります。
それは「適正価格を下げた」わけじゃない。
あくまでフロント商品。つまり、「入り口の設計」です。
目的はひとつ。
母数を増やして、バックエンド(本命商品)を届けるため。
先の例でいくと
- 4,000人にフロント商品を売る
- 1割がバックエンド商品を買う
- それで4,000万円の売上が立つ
これが「設計」です。感情ではなく、構造の話です。
稼げないのは、才能のせいではなく設計ミス
売れないことを気にする前に、稼げる設計をしているかを確認してください。
・単価を上げて、人数を減らす
・フロントとバックエンドを明確に分ける
・安くしすぎない。お客様を信じる
この3つだけでも、収益は大きく変わります。
最後に
感情で値付けしない。
「売りやすさ」ではなく「稼げる仕組み」で考える。
お客様の感情は大切。
でも、自分の感情で価格を決めるのはやめましょう。
売れるのは難しい。でも、稼ぐのは設計で可能なんです。
ではまた!